自殺予防
更新:2012年5月14日
自殺を防ぐためにできること

クローバー
日本では平成10年以降、毎年3万人以上の人が自殺で尊い命を絶っています。
自殺の要因はひとつではなく、3~4つの要因が重なり、うつ状態になると危険が高まります。
自殺の2大兆候は「ほのめかし」と「身辺整理」です。「死にたい」「死んだ方がまし」などと頻繁に口にするようになったり、急に身辺整理を始めたような時はすぐに相談に乗る必要があります。
○自殺に傾く人の出すサイン
(1)発言
「死にたい」「いなくなってしまいたい」「終わりにしたい」
(2)態度・様子
長く考え込んでいる、元気がない、身だしなみをかまわない、生活の変化(生活パターンの変化、嗜好の変化、大量飲酒)
(3)行動
身辺整理(仕事、財産、大切にしているもの)、突然の訪問や電話、自己開示や告白、いさかい、トラブル、徘徊、放浪、失踪
○自殺を考えている人の心理
(1)視野が狭くなり、「死」に一点集中してしまう。人の話を聞く耳持たない状態。
(2)「生きたい」と「死にたい」をシーソーのように揺れ動いてる状態。「生きたい」に傾いた時「本当に死にたいと思ってるの?」と疑ってはいけない。
(3)衝動性が高まり発作的に自殺をしてしまうことがある。話を聞くなどして時間を置くことで衝動性が下がることがある。
○「死にたい」と相談を受けたとき
「そんなこと言ってはいけない」などと否定しないでください。「死にたいと思う程辛いのね」とまずは共感します。自殺の可能性を感じた時は、精神科などの専門機関へ受診させることが必要です。1人で受診することは難しいので、家族や友人等がつきそいましょう。
○回復期が危険
うつ病の症状が重い時は「死にたい」という思いがあっても気力がないので行動に至りません。しかし、治療を受けて回復してくると、「死にたい」という思いはそのままで行動する力が出てくるため、特に注意が必要です。
○その人が生きられる環境を整える
「なぜ自殺しようとしたのか」ではなく「どのような状況が自殺に追い込んだのか、ということを知ることが大切です。「生きにくさ」を解決しなければ、自殺の危険はなくならないからです。
そのためには、病院での治療だけでなく、その人の「生きにくさ」の原因をひとつずつ解決する手助けが必要です。
子育ての悩み、健康上の問題、経済的な問題などについて管轄の保健所、市役所で相談に乗ることができます。
『いのちを守るために、みんなで つながりあっていこう』『自殺に追い込まれていく いのちを、 みんなでつながりながら守っていこう』私たちは「ライフリンク」に、そうした決意を込めています。
内閣府・政策統括官共生社会政策担当
