大丈夫ですか?お酒とあなたの関係
更新:2022年7月26日
男性の5人に1人、女性の4人に1人が飲み過ぎです(千葉県平成29年度生活習慣に関するアンケート調査より)
節度ある適度な飲酒量を知っていますか?
男性は純アルコール1日20グラムまで。女性は純アルコール1日10~15グラムまで。
お酒の種類 | アルコール濃度 |
---|---|
ビール中ビン1本 | 5% |
清酒1合 | 15% |
焼酎小コップ1杯70ミリリットル | 35% |
ワイングラス2杯210ミリリットル | 12% |
チューハイロング缶1本500ミリリットル | 5% |
適度な飲酒量の留意点
- 女性のアルコール分解能力は男性の2分の1~4分の3であると考えられています
- 近年人気のストロング系チューハイはアルコール度数9%の場合、350ミリリットル1本でもアルコール量は25.2グラム。男性の1日当たりの適量を超えてしまいます
健康を損なう飲酒習慣
- 毎日お酒を飲む
- 記憶を失うまで飲むことがある
- アルコール度数の高いお酒を薄めずに飲む
- たんぱく質や野菜などを一緒に食べずに飲む
- つまみは揚げ物や塩辛いもの
- ついつい夜遅くまで飲む
お酒の飲み方大丈夫?
・お酒に強いからたくさん飲んでも大丈夫
→×アルコールが体に及ぼす影響は、お酒に強い、弱いは関係ありません
・眠れないときに飲むと効果的
→×アルコールは睡眠を浅くするため、夜中に目が覚めるなど睡眠の質が低下します
・毎日飲んでいるけれど依存症じゃない
→×アルコール依存症は「否認の病」と言われています。アルコール依存症はお酒を飲み過ぎる人なら誰でもかかる可能性があります
多量飲酒に注意しよう
多量飲酒とは、適度な飲酒量の3倍にあたる「純アルコール60グラム以上」の飲酒のことです。
・脳、心臓、血管をはじめとする、すべての臓器が障害を受けます。がん、高血圧、糖尿病、肝機能障害、認知症など、さまざまな病気の原因になります
・睡眠の質を悪化させたり、うつ病を引き起こすことがあります。また、自殺のリスクが上がります
・家族への暴力、借金、失業などにより、家庭崩壊する恐れがあります
・飲酒運転、酔った上でのケンカや犯罪などは、社会的信用を失うことになります
アルコール依存症・酒害相談窓口
・千葉県精神保健福祉センター 依存症専門相談 電話:043-263-3892
・印旛健康福祉センター 電話:043-483-1133
ちば医療なび(千葉県医療情報システム)