ギャラリーハルジ オーナー 三根豊さん 菅原満紀子さん(令和元年8月1日号)
更新:2019年7月27日
綿毛のようにアートを四街道中に広める
みねゆたか
すがわらまきこ
大日868番地3号にある企画画廊のオーナー。作家さんにも会うことができる。アートの発信地であるとともに作家さんの交流の場にもなっている。
四街道駅から徒歩20分の距離にある「ギャラリーハルジ」。看板を見るとギャラリーハルジと並んで「三根歯科」の文字がある。三根さんはもともと歯科医院長、菅原さんはその歯科医院に歯科衛生士として約30年間勤めていた。画廊にしたのは、アートに詳しい菅原さんがきっかけ。「市内にはなかった画廊をつくり、たくさんの作家さんの発表の場になったら」。通常より長い1カ月という期間、同じ作家さんの展示をするなど、お客さんにじっくり作品を見てもらえるような工夫もしている。
このギャラリーの特徴は、歯科医院という間取りを利用した展示室にある。それぞれ小さな部屋が連なることで、部屋によって全く違った雰囲気の展示を楽しむことができる。
8月4日まで行われている兵藤淳子展。壁に映し出される光も見どころ.
「ハルジは先生のお父さんのお名前なんですよ」。四街道に入植し、開拓を成し遂げた三根さんのお父さん。そのイメージから、力強く素朴な花であるタンポポをモチーフに選んだという。タンポポは看板や受付、ホームページなどさまざまなところにあしらわれている。
オープンから一年、多くの人に支えられながらやってきた。「買い物帰りやジョギングなど何かのついでや、ここは面白い展示をやっているからとりあえず行ってみよう、そんな気軽な気持ちで来てもらえるようにしたい」。取材前には馴染みのない画廊にしり込みする気持ちがあったが、一歩中に入ると居心地の良い空間が広がっている。
8月21日からはハルジ一周年記念企画ムラカズユキ展を行う。ぜひ、足を運んでみてほしい。
歯科医院らしい白い外観。
問い合わせ
ギャラリーハルジ
電話:050-1026-2160
月曜・火曜日定休(午前11時~午後6時)
駐車場あり、入場料無料
展示のスケジュールなどは、公式サイトを参照。
