四街道都市計画事業鹿渡南部特定土地区画整理事業への支援について

本事業は、市街化区域内の無秩序な都市化を防止し、まとまりのある都市的土地利用を図るため、平成11年に都市計画決定を行い、平成13年に千葉県知事の認可を受け、組合施行による土地区画整理事業を進めてきたものでございます。
しかしながら、低迷する地価の影響により、保留地処分金の収入不足や工事費などの支出の増に加え、区画整理区域内外を取り巻く諸問題解決に多くの時間を要したことなどから、事業が長期化し資金難に陥り事実上の破たん状態になっております。
このことから組合は、令和2年5月29日に裁判所へ特定調停の申し立てを行い、債権者との話し合いが行われてまいりました。
この調停に、市も利害関係人として、裁判所の要請により参加してきたところですが、債権者（工事代行者、金融機関等）の債権放棄、組合理事求償権の放棄、組合員からの賦課金徴収による自助努力など調停成立に向け努力していることから、市の基本計画に位置付けられた公共性の高い都市計画事業の責務を果たすため、残事業に対して、2億7千万円を限度とする支援を行うこととなりました。
今後は、本事業の完了に向け、より透明性、確実性を図るため事務的にも組合を支援してまいります。