感染症予防には鼻呼吸と口腔ケアも重要です!
更新:2020年6月9日
感染症予防のための鼻呼吸のすすめ
新型コロナウイルス感染予防で、「手洗い」「うがい」「マスクの着用」等、みなさん注意されていることと思います。
マスクの着用も大切ですが、知らず知らずのうちに口呼吸になっている方が多くいらっしゃいます。
鼻は天然のマスクです
ウイルス感染症予防には、鼻呼吸をすることが効果的であることをご存じですか?
鼻毛は、空気中の細菌やウイルスを取り除くフィルターの役割をしています。口呼吸では、それらが取り除かれずダイレクトに体内に入ってしまうため、かぜやインフルエンザ等の感染症にかかりやすくなります。鼻で呼吸することを意識すると感染症予防につながるといわれています。
口呼吸を鼻呼吸にチェンジする「あいうべ体操」
「あいうべ体操」は、福岡市のみらいクリニック院長で内科の医師である今井一彰氏が考案したお口の体操です。この体操は、感染症予防だけではなく、いつも口が開いている、アレルギー疾患(花粉症、喘息、アトピー性皮膚炎)、いびきでお困りの方にもおすすめです。
小さなお子様から高齢の方まで、いつでもどこでも簡単に行える体操ですので、ぜひ毎日の習慣にしてみましょう。
「あいうべ体操」のやり方
次の4つの動作を順に繰り返します。声は出しても出さなくてもかまいません。
(1)から(4)の1セット、1日30セットを目標に毎日続けましょう。
あごに痛みがある場合は、「いー」「うー」のみでかまいません。
慣れるまでは、一度に30セット行わず、5セットや10セットというように少ない数から始めると続けやすいです。
「あー」
(1)「あー」と大きく開く
「いー」
(2)「いー」と口を大きく横に広げる
「うー」
(3)「うー」と口を強く前に突き出す
「べー」
(4)「べー」と舌を突き出して下に伸ばす
お口の清潔を保ちましょう
お口の中が不衛生になり、細菌が増えてしまうとウイルスが粘膜から細胞に入り込みやすくなり、病気を招いてしまいます。お口を清潔に保つことにより、細菌の増殖を防ぐことができます。デンタルフロスや歯間ブラシ等の補助用具も併用し、丁寧な歯みがきを心がけましょう。入れ歯を使用している方は、食後に入れ歯の洗浄も忘れずにしましょう。
