特定地域(千代田地区)の活性化に取り組んでいます
更新:2025年6月26日
特定地域とは
昭和40年代から50年代に整備された大型団地のうち、特に高齢化の著しい地域を特定地域として定め、地域活力の維持・向上と人口流入を図り、市全体の活性化につなげることを目標としています。
総合計画第1期基本計画(HAPPY SMILE PLAN)において、千代田地区を特定地域に指定しており、居住機能や地域活力の維持・向上につながる先導事業を実施し、その効果検証を行うこととしています。
千代田地区の概況と課題
人口と年齢構成
千代田地区については、老年人口割合が55.74%と高く、特に75歳以上の後期高齢者の割合は43.61%と、市全体の約2.5倍と非常に高い一方、24~39歳の若者・子育て世帯の割合は5.97%と非常に低くなっています。
三階層別人口(千代田地区・市全体)出典:住民基本台帳(令和6年4月1日時点)
(注釈)外国人を除く。
人口構成割合(千代田地区・市平均)出典:住民基本台帳(令和6年4月1日時点)
(注釈)外国人を除く。
要支援者・要介護認定者数
要介護認定者の年齢別認定率では、令和6年4月1日時点で、千代田地区は認定を受ける高齢者の割合が、市全体と比較し低い状況にあります。一方、認定率は市全体と比較し、千代田地区は高い傾向にありますが、これは老年人口に対し、後期高齢者が占める割合が大きいことが要因と考えられます。
要支援・要介護認定者の年齢別認定率(令和6年4月1日時点)
(注釈1)認定者数:認定を受けている第1号被保険者数
(注釈2)認定率:(認定を受けている第1号被保険者数/65歳以上の人口)×100
千代田地区の課題
千代田地区は、年齢構成に偏りがみられ、団地への初期転入世代である団塊世代(70-80代:50.61%)及び、その子である団塊ジュニア(40-50代:24.37%)が全体の約4分の3を占めており、今後、10年間程度で、急激な人口減少の進行や、要支援・要介護者認定者数の増加など、地域活力の大幅な低下が懸念されます。
一方、千代田地区は、要支援・要介護認定者の年齢別認定率をみると、市全体の平均を概ね下回っており、元気な高齢者が多い傾向にあるほか、都市の基盤となる施設(公園、幼稚園・保育所、小中学校、公民館など)が整っていることから、今後、人口減少に伴い、空き家等への転入者の増加可能性があるなど、本地域の課題に積極的な対応を図ることで、地域活力の維持・向上につながる可能性も十分にあります。
このため、千代田地区における先導事業やその効果について、調査・審議を行い、先導事業等の積極的な実施につなげていきます。
千代田地区の魅力
結婚新生活への支援を行っています
結婚を機に本市で新たな生活を始める新婚夫婦を応援するため、新居の家賃等について最大60万円補助します。千代田地区への若い世代の流入を促進するため、千代田地区で新婚生活を始められる方については、要件を一部緩和しています。
手ごろな住宅価格と豊かな自然環境
千代田地区は、1平米あたりの地価が約4万5千円(2025年公示価格)と、市内でも手ごろな価格となっています。
また、千代田地区には、千代田近隣公園や千代田調整池など豊かな自然環境があり、散歩コースとしても親しまれています。
千代田調整池の鯉のぼり
千代田調整池のあじさい
千代田近隣公園
子育てしやすい環境
千代田地区には、保育園、幼稚園、小学校、中学校があり、子育てがしやすい環境となっています。
JR四街道駅とJR物井駅に好アクセス
千代田地区は、公共交通機関を利用して、JR四街道駅とJR物井駅の両方にアクセスが可能です。
