「四つ葉プロジェクト」で地域活動紹介シリーズをはじめます!
更新:2026年7月6日
四つ葉プロジェクトは、2023年に四街道市、岩渕薬品株式会社、千葉大学予防医学センターで締結した3者協定に基づく健康なまちづくり活動です。四つ葉プロジェクトでは、子ども・働く世代・高齢者など、立場の違いを超えてみんなで参加できる活動を通じて、日常の中で自然に人とつながり、暮らしているだけで心も体も健康になる四街道を目指しています。
その取組の一環として、2026年度より、地域活動紹介シリーズと題し、四街道市のホームページで、2ヶ月に1回、地域で活躍されているみなさんの活動紹介と関連する研究成果を紹介させていただきます!
四街道市には住民が主体で行っている素敵な活動がたくさんあります。子育てサロン、高齢者サロン、ほのぼのサロン、ちびっ子サロン、ひまわりサロンなど子供から高齢者まで参加できるサロンがたくさんあります。今回ご紹介する活動は、その一つであり、四街道市で10年以上続いている『ひまわりサロン』です。

(出典:四つ葉プロジェクト)
四つ葉プロジェクト 地域活動紹介シリーズ 第1回 『ひまわりサロン』のご紹介 『ひまわりサロン』参加で心も体も健康に!
『ひまわりサロン』ってどんな場所?
『ひまわりサロン』ってどんな場所?
『ひまわりサロン』は、四街道市の旭中学校地区で民生委員・児童委員協議会、地区社会福祉協議会、自治会の三者が協働で運営している、世代も地域も問わず、誰でも立ち寄れるみんなの居場所です[1,2]。サロンは旭ヶ丘・みそら・鷹の台の3か所の自治会館(集会所)。それぞれの地域に根ざした活動をしています[2]。
『ひまわりサロン』では、何をしているの?
ボランティアスタッフがお茶を入れたり、お話ししたりほか、簡単な体操やペタンクなどのゲーム、みんなで歌う、DVD鑑賞、健康や福祉の話を聞ける講座、お困りごとの相談コーナーなどの活動を行っています[2]。季節ごとのイベントもあります。

旭ヶ丘:2ヶ月に1度のオレンジカフェ

みそら:活動「サポーター」へ感謝をお伝えする会

鷹の台:「健康クラブ」の活動
参加してみたい方
対象:年齢・地域を問わず、どなたでも。好きなサロンに参加できます
参加費:無料(内容によって実費をいただく場合があります)
お問い合わせ:旭中学校地区民生委員児童委員協議会 会長 岡田はる美TEL:043-432-0409
(注釈)活動の日時は変わることがあります。最新の開催日時は、上記の連絡先でご確認ください。
通いの場への参加が健康に良い!
『ひまわりサロン』のような通いの場への参加が、その後の健康とウェルビーイング(心身の健やかさ・幸せ)につながることが、最近の研究で見えてきました。
千葉大学予防医学センター健康まちづくり共同研究部門の井手一茂特任准教授らがJAGES[3]*のデータを使って、全国21市町に住む4,232人を対象に、2016年に「通いの場に参加している人」と「していない人」を比べて、3年後の健康とウェルビーイングを調べました[4]。その結果、通いの場に参加していた人は、参加していなかった人と比べて、3年後に次のような良い変化がみられました。生活する力が高く保たれ(買い物、金銭管理、病人を見舞うなど)、趣味や習いごと・ボランティアなどに参加するようになり、会う友人の数が増え、気分の落ち込みが少なく、野菜や果物をよく食べるようになっていました[4]。
*JAGESは、「Japan Gerontological Evaluation Study(日本老年学的評価研究)」の略称です。健康長寿社会の実現や介護予防政策のための科学的根拠(エビデンス)を構築することを目的とした、全国の要介護認定を受けていない高齢者を対象に、3年に1回調査を行っている大規模研究プロジェクトです。

どうして、通いの場への参加がいいの?
理由は、大きく2つあります。
(1)人とのつながりが、自然に広がっていく
通いの場は、ただ集まる場所ではありません。そこでの交流が、次の活動への「入口」になります[4-7]。たとえば、通いの場で知り合った人に「こんな集まりもあるよ」と別の活動に誘われて、気づけば毎週通うようになり、出かける場所や仲間がどんどん増えていきます。通いの場での会話の中では、健康に関する情報が自然と行き交います[5]。「あの体操がいいらしい」「健康診断、もう受けた?」。こうした何気ない会話が健康への関心を高めてくれます。
(2)「出かける機会」が増えて、暮らしの力が保たれる
決まった日の集まりがあると、「定期的に出かける理由」ができます。出かけるには、歩いたり、電車やバスに乗ったりします。この「出かける・歩く」の積み重ねが、生活する力(買い物など)を保つことにつながってきます。
つまり、通いの場が「入口」になって、人との交流が広がり、出かける機会が増えていく。その小さな積み重ねが、健康とウェルビーイングを支えているのです[4-7]。
JAGESの通いの場に関する複数の研究をまとめた知見からも通いの場が健康寿命の延伸につながることとその理由がわかってきています。

『四つ葉プロジェクト』で大切にしていること
『四つ葉プロジェクト』では、人とのつながりづくりや健康づくりを大切にしていきます。
プロジェクトで大切にしている、四つの言葉:つながる・はぐくむ・ささえあう・みえる

(出典:千葉大学予防医学センター健康まちづくり共同研究部門ホームページ)
この四つの言葉には、四つ葉のクローバーのように、四街道のまちに幸せを広げていけたらという願いを込めています。
『うちの活動も紹介してほしい!』を募集しています
この記事を読んで、「こんな活動があったんだ」「近所だから行ってみようかな」と思っていただけたら嬉しいです。また、「紹介して欲しい」という地域の活動があれば、ぜひお気軽にご連絡ください。
お問い合わせ
■ 千葉大学予防医学センター 健康まちづくり共同研究部門
【参考文献】
[1] 第6回(みんなで26号) 地域みんなの拠点「ひまわりサロン」|お知らせ|四街道市みんなで地域づくりセンター
[2] 千葉県「ちばコラボナビ」連携事例19 まちづくり ひまわりサロン~安心、安全、楽しい街づくり~https://www.pref.chiba.lg.jp/kkbunka/npo/colanavi/documents/19-himawari-r5.pdf
[3] 日本老年学的評価研究(Japan Gerontological Evaluation Study, JAGES)
[4] Kazushige Ide, Atsushi Nakagomi, Taishi Tsuji, Takafumi Yamamoto, Ryota Watanabe, Meiko Yokoyama, Kokoro Shirai, Katsunori Kondo, Koichiro Shiba. Participation in Community Gathering Places and Subsequent Health and Well-being: An Outcome-wide Analysis, Innovation in Aging, 2023;igad084.
[5] 井手一茂,渡邉良太,近藤克則.通いの場づくり―日本老年学的評価研究機構(JAGES)の知見から.総合リハ・第49巻12号・2021年12月号
[6] 井手一茂. 高齢者の通いの場と健康.週刊医学のあゆみVol.296(13). 2026
[7] 井手一茂,近藤克則.介護予防の効果―医療経済学的な立場からー.特集 高齢者のリハビリテーションの臨床と研究;課題と展望.老年社会科学,44(4): 392-398. 2023






