更新日:2023年8月3日
認知症とは、加齢や脳血管疾患・アルツハイマー病などが原因となり、日常生活に支障が生じる程度にまで認知機能が低下した状態のことを言います。だれもがなりうる可能性があり、85歳以上の3人に1人は認知症の症状があるといわれています。しかし、生活習慣を改善することで発症を遅らせたり、症状を軽く抑えられることが分かってきました。早速予防に努めて健康な生活を送りましょう。
アルツハイマー病
脳の神経細胞が変性し、脳が萎縮して機能が損なわれる疾患。発症の数十年前から徐々に進行していると言われている。
脳血管疾患
脳出血や脳梗塞(こうそく)により脳の神経細胞に栄養や酸素が行きわたらなくなり、その部分の神経細胞が死んだり、神経のネットワークが壊れたりする。
その他
上記以外の神経変性疾患や外傷性疾患など。
記憶障害
物覚えが悪くなる、自分がした行動自体を忘れるなど
見当識障害
季節感が薄れて季節外れの服を着る、長時間待てない、予定に合わせて準備ができない、今日が何日か何回も質問するなど
理解・判断力の障害
考えるスピードが遅くなる、二つ以上のことを同時に処理できない、いつもと違うと混乱するなど
実行機能障害
計画的に物事を進めたり、臨機応変に対応したりできないなど
アルツハイマー型認知症では、発症の数年前から(注釈)3つの機能(エピソード記憶、注意分割機能、計画力)が低下することがわかっています。そのため、早期に予防に取り組むことが発症を遅らせることにつながります。
3つの機能とは、
認知症は早期に適切な治療やケアを受けることにより、症状を軽減したり進行を遅らせることができます。そのため、気になる症状がある場合は、かかりつけ医に相談したり、専門医(物忘れ外来など)を受診しましょう。
また、認知症の介護に不安を感じている場合は、以下の窓口に相談してみましょう。
認知症サポート医養成研修修了者名簿及びかかりつけ医認知症対応力向上研修修了者名簿(外部リンク)
千葉県ホームページに名簿がございます。
歯科医師・薬剤師・看護職員認知症対応力向上研修修了者名簿(外部リンク)
千葉県ホームページに名簿がございます。