更新日:2025年7月8日
クビアカツヤカミキリ、ツヤハダゴマダラカミキリ、サビイロクワカミキリの3種は、外来生物法に基づく「特定外来生物」に指定されています。
これら3種の「外来カミキリムシ」は、公園、学校、農地、森林等の樹木を加害し枯れさせることで、倒木等による人的被害や農業被害、自然景観や生態系への悪影響を引き起こすことが懸念されています。特に、クビアカツヤカミキリとツヤハダゴマダラカミキリの2種については、既に国内の各所で発見されています。
「外来カミキリムシ」の被害を防止するためには、早期発見と早期駆除による対策が必要です。これまでに市内でこれらの個体は発見されていませんが、今後侵入してくる可能性も考えられるため、注意が必要です。
(注釈)特定外来生物に指定された生物は、飼養、保管、運搬等が禁止されます。
クビアカツヤカミキリについてのチラシ(環境省)(PDF:1,378KB)
クビアカツヤカミキリは、成虫の体長が約2.5センチメートルから4センチメートル程度であり、国内では既に、街路樹や公園等の植栽のサクラ・ウメ・モモ等に加害している事例が確認されています。
この虫が入り込んだ樹木からは、「フラス」と呼ばれる木屑と虫糞の混合物が樹皮から排出されます。
県内では、令和6年に柏市で発見されており、今後、被害が拡大するおそれがあります。
ツヤハダゴマダラカミキリについてのチラシ(林野庁)(PDF:456KB)
ツヤハダゴマダラカミキリは、成虫の体長が約1.7センチメートルから4センチメートル程度であり、国内では既に、アキニレ等の街路樹や植栽木に加害している事例が確認されています。
この虫が定着してしまうと、枝の落下や倒木等で人的被害が発生するおそれがあります。また、リンゴやナシ等、私たちの暮らしに身近な木にも加害することがあります。
県内では、令和4年に野田市で発見されており、今後、被害が拡大するおそれがあります。
もしこれらの虫を発見した場合には、速やかに市環境政策課まで電話または電子メールでご連絡ください。
また、可能な場合には、靴で踏み潰す、殺虫剤により処分する等、被害拡大防止のためのご協力をお願いいたします。