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多剤投与と副作用について

更新日:2020年8月11日

薬が増えると副作用が起こりやすくなります

高齢の方は、肝臓や腎臓の働きが弱くなり、薬を分解したり、体の外に排泄したりするのに時間がかかるようになります。
薬の数が増えると、薬同士が相互に影響し合うこともあります。
そのため、薬が効きすぎてしまったり、効かなかったり、副作用が出やすくなったりすることがあります。
起こりやすい副作用はふらつき・転倒、物忘れです。その他に、うつ、せん妄、食欲低下、便秘、排尿障害などがあります。
薬を飲んでいて、上記のような症状が気になった場合は、かかりつけ医や薬剤師に相談しましょう。


日本老年医学会ならびに日本医療研究開発機構研究費「高齢者の多剤処方見直しのための医師・薬剤師連携ガイド作成に関する研究」研究班作成「多すぎる薬と副作用」より

薬との付き合い方

・自己判断で薬の使用を中断しない
・使っている薬は医師や薬剤師に必ず伝える
・お薬手帳を持つ
日頃から、かかりつけの医師や薬剤師を持って、処方されている薬の情報を把握してもらっておく事が安心です。
自分に処方されている薬がわかるように、お薬手帳を持ちましょう。また、お薬手帳は1冊にまとめておきましょう。