Multilingual

付加年金と任意加入

更新日:2023年4月1日

Q.国民年金に加入しているのですが、受け取る年金額を増やすにはどのような方法がありますか。

A.受け取る基礎年金の金額を増やす制度には付加年金制度と任意加入制度の二つがあります。
ほかにも、国民年金基金やiDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)があります。

付加年金制度

付加年金制度は、定額の保険料に月額400円の付加保険料を上乗せして納付することで、老齢基礎年金の金額を増やすことができる制度です。
毎年「納付した月数×200円」が老齢基礎年金に付加年金分として加算されます。
付加年金に加入できる方は、農業、自営業などの国民年金第1号被保険者に限られます。

付加年金の納付申出に必要な書類

  • 基礎年金番号通知書または年金手帳
  • 顔写真付きの本人確認書類

任意加入制度

任意加入制度は、20歳から60歳に達するまでの強制加入期間中に、保険料未納期間があるために老齢基礎年金の受給資格期間を満たせない方や、満額の老齢基礎年金を受け取れない方が納付期間を増やす制度です。
60歳から65歳に達するまでの間は、納付月数が480月に達するまでか、65歳に達するまで、もしくは辞退を申し出た月の前月分まで任意加入できます。
さらに、受給資格期間を満たしていない昭和40年4月1日以前生まれの方は、65歳から70歳に達するまでの間で受給資格期間を満たすまでの間、任意加入することができます。

任意加入に必要な書類

  • 基礎年金番号通知書または年金手帳
  • 顔写真付きの本人確認書類
  • 預貯金通帳
  • 金融機関への届出印
  • クレジットカード納付を希望する場合はクレジットカード
  • 65歳以降に加入しなければ年金を受け取れない人については戸籍謄本

国民年金基金

国民年金基金は、国民年金第1号被保険者の方がゆとりある老後を過ごせるよう、自分で入る公的な個人年金です。
国民年金基金に加入する方は、基金が付加年金を代行しているため、付加年金を納める必要がなくなります。
詳しくは、国民年金基金ホームページをご覧いただくか、「全国国民年金基金 首都圏支部」(電話番号:0120-65-4192)までお問い合わせください。

iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)

iDeCoとは、公的年金(国民年金・厚生年金)とは別に給付を受けられる私的年金制度の一つです。
公的年金と異なり、加入は任意で、加入の申込、掛金の拠出、掛金の運用の全てをご自身で行い、掛金とその運用益との合計額をもとに給付を受け取ることができます。
公的年金と組み合わせることで、より豊かな老後生活を送るための一助となります。
詳しくは、iDeCo公式サイトをご覧ください。