更新日:2024年4月1日
出羽三山に例えられ、近世大いに賑わった物井の御山不動堂(昭和50年代)
旧物井地区である物井・千代田・もねの里地区での人が住み始めた時代については、出口・鐘塚遺跡(物井三叉路東側付近)から全国的にも希少なペンダントのような約3万年前の旧石器時代垂飾様石製品が発見され、御山遺跡(千代田公民館周辺)からも旧石器時代の「環状ブロック」や「石製品」が発見されており、この時代から物井地域における人々の痕跡が確認されています。
その後、縄文時代後期・晩期の遺跡「八木原貝塚」(市指定文化財・千代田近隣公園)、弥生時代後期の馬場No.1遺跡「方形周溝墓」(物井区会公民館奥・消滅)、古墳時代後期には百数十基の古墳群「物井古墳群(物井古墳広場など)・千代田古墳群」、奈良・平安時代には律令制下における「下総国千葉郡物部郷」(平安時代の辞書『和名類聚抄』)の中心域、室町・戦国時代には物井古屋城(市指定文化財)を中心とした村内一帯の城塞域、江戸時代には御山の不動堂(金剛寺の一堂宇・市指定文化財・千代田公民館周辺)が修験場として、また多くの拝礼者で賑わったと伝えられています。
これらの文化財は、物井地域において人々の営みが太古の昔から始まって以来、今日まで脈々と続いてきたことを証するものです。
旧石器から戦国・江戸時代の壮大な歴史を体感してみませんか
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源頼政鵺退治図額絵馬(市指定文化財)
この企画は、文化財ボランティアガイドの会の皆さま主導により開催され、当日は会員による発案コース、ガイド付きコース案内になります。そして今回は特別に「物井の歴史展」(会場・円福寺)を先行公開(秘蔵の文化財初公開・限定公開多数)します。
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物井の歴史展 先行公開
金剛寺一堂宇「物井御山の不動堂」(市指定文化財・昭和40年代)
千代田公民館緞帳に描かれた物井御山の不動堂の散華・音楽飛翔図(天女)
不動堂光明真言五十万遍読誦塔
大日如来坐像
地区内の古の神社を合祀した天照皇大神社
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教育委員会教育部文化・スポーツ課文化振興係まで
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