四街道市史　～兵事編 中巻～

◇序説
◇第1章　日清戦争後の日清交流史の検討

• 第1節　顧問団と教育立国援助に燃えての指導

1. 日清戦後における軍事顧問団の派遣
2. 軍事顧問の自覚と責任
3. 軍事教師としての実践
4. 三宅資料の意義

• 第2節　測量と地図作成の専門学堂開設指導

1. 測絵学堂の清末からの歴史
2. 新中国の国家測絵総局のこと

◇第2章　浙江武備学堂の開設と指導

• 第1節　浙江武備学堂の開設指導

1. 浙江武備学堂開設まで

• 第2節　武備学堂の経営

1. 「浙江武備学堂経営概述」の紹介
2. 浙江武備学堂の教育実習
3. 日本士官学校への留学生派遣
4. 四街道の野戦砲兵学校への留学生

• 第3節　軍事教育の展開

1. 武備学堂の廃校
2. 陸軍小学堂の開設
3. 砲工隊

◇第3章　清朝近代化の過程と国防充実の中で

• 第1節　近代化と苦悶

1. 植民地化の危機と動揺する政治
2. 清朝の軍制史
3. 清朝国防の近代化
4. 浙江省における新軍編成

• 第2節　近代化から辛亥革命へ

1. 全国各地での混乱
2. 革命の母体となった新軍
3. 新軍から革命軍へ

◇第4章　三宅顧問の現地通信と清末の社会情勢

• 第1節　現地通信の概要と革命運動への注目

1. 定期的な現地通信
2. 中等階級に焦点を合せた報告
3. 浙江の経済界、鉄道から革命へ

• 第2節　辛亥革命夜明けのなかでの現地調査

1. 急展開の政情に注目
2. 徐錫麟事件の波紋
3. 対清政策混迷の中での現地通信

• 第3節　浙江の行政と政治

1. 人事に見る行政
2. 浙江軍の財政

◇第5章　清朝近代化と教育問題の追跡

• 第1節　杭州を中心とする近代教育の展開

1. 三宅顧問の教育報告から
2. 清末からの近代教育の展開
3. 古い歴史の貢院・書院から新教育への展開

• 第2節　濤々たる日本留学の波

1. 日清文化交流の流れ
2. 日清教育交流の出発点
3. 教育交流の中の諸問題
4. 留学生をめぐる問題
5. 医学交流を中心として

• 第3節　浙江の新人たちを中心に

1. クローズアップされる魯迅と陳独秀
2. 紹興出身の魯迅のこと
3. 陳独秀について

◇第6章　当時の杭州と三宅顧問の動静

• 第1節　杭州の案内役として

1. 西園寺候の来杭記念写真に寄せて
2. 大西本願寺法主との出会い
3. 山林局の清国森林視察について

• 第2節　三宅顧問の杭州生活を探る

1. 杭州の紹介
2. 杭州と日本のかかわり
3. 杭州での生活

• 第3節　帰国後の生活

1. 中国を偲びながらの晩年
2. 町民として

• あとがき

発行：昭和56年（1981年）11月
著者：栗原　東洋

1,500円（税込）

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