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令和6年度四街道市民大学講座(一般課程)振り返り

更新日:2025年4月2日

四街道市民大学講座(一般過程)は、令和7年2月5日に閉講式を執り行い、全過程を修了しました。
そこで、受講生の皆さまにご好評をいただき、学ぶことを楽しんでいただきました講座の内容につきまして、全過程の振り返りとともに次にご案内します。

四街道市民大学講座(一般過程)について

四街道市民大学講座(一般過程)は、市総合計画、市教育振興基本計画及び市生涯学習推進計画に基づき、市民の皆さまの郷土愛を育み、まちづくりに貢献するきっかけの場として、市民大学講座卒業生により構成された市民大学講座運営委員の皆さまが、企画運営しています。

令和6年度講座受講生の皆さまについて

受講者数

講座の内容は、「郷土学習」「共生」「生活」の3つの大きなテーマに沿ったものとして、令和6年度では全15講座を取り揃え、令和6年4月9日から4月30日まで受講生を募集したところ、定員の80名を上回る多くの応募をいただいた結果、89名の受講生となりました。

受講生の皆さまの「学ぶ」ことへの熱意

受講生の皆さまの「学ぶ」ことへの熱意は初回から強く感じられ、その思いは最終回の市長講演まで止むことはありませんでした。
その結果、毎回の講座の受講はもちろんのこと、受講生の皆さまの中で班編成を行った後、運営委員を交えた受講生同士の食事会の開催や、講座内容に関係したフィールドワークとなる計3回の見学会にも多くの受講生が参加され、「学び」への熱意から、活発な「つながり」に発展し、その場面ごとに受講生の皆さまのたくさんの笑顔が見られたことは、非常に印象的でした。

令和6年度講座風景のご案内

このように、受講生の皆さまが、活き活きと学ばれました、全15講座の様子を、次にご案内します。なお、第1回講座はオリエンテーションのため講義の対象から除いています。
また、市民大学講座を少しでも魅力に感じてもらえるように紹介動画を作成しました。ぜひ、ご覧ください。

第1回講座 令和6年5月22日(水曜日)

開講式及びオリエンテーション


オリエンテーションの様子です。

第1回は、開講式と執り行った後、受講生の皆さまがジェスチャーのみでご自身の生年月日を伝え合い、生年月日順にお席を並び替えるゲーム等を行い、アイスブレーキングを交えたオリエンテーションを行いました。受講生の皆さまは、様々なアプローチでお隣同士お声を掛け合い、ときには笑い声も聞こえるなど、終始和やかな姿が印象的でした。

第2回講座 令和6年6月5日(水曜日)

「学ぶこと、生(活)かすこと」講師:千葉大学名誉教授 明石 要一


第2回講座の様子

受講生の皆さま一人ひとりに語りかけるご講話で、日常の身近なものを次々と取り上げながら、心も身体も元気になるウェルビーイングになるためにはどうしたら良いか。どんどん引き込まれる内容。時折、受講生同士が話し合いをする場面があり、笑いが起きるなど、先生も皆様も楽しい講義のひとときを過ごしておりました。

第3回講座 令和6年6月19日(水曜日)

「健康寿命のために 動きの能力」講師:東京情報大学看護学部准教授 吉武 幸恵


第3回講座の様子

長年の看護師の現場のご経験と研究者としての知見と両面から、受講生の皆様にも非常にわかりやすいご講話をいただきました。
ご講話後の質疑応答では、次々に受講生の方々から、日常生活における動きの動作などの質問が飛び交う中、自らお身体を使って実践的な対処法をお示し下さるなど、非常に印象的な内容でした。

第4回講座 令和6年7月3日(水曜日)

「ICTって知ってる?活用していますか」講師:東京情報大学総合情報学部教授 松下 孝太郎


第4回講座の様子

松下先生は、今話題のAI技術研究の第一人者のお一人ですが、常ににこやかに語りかけたご講話で、時折、ITにまつわる学生とのエピソードなども織り交ぜ、スクラッチと呼ばれる子ども向けのプログラミング言語の解説や、AI技術について、AIとは何か、から、最新のAI技術の現状まで言及されたご講話で、ITが苦手な方でも、非常にわかりやすいご説明をいただきました。

第5回講座 令和6年7月31日(水曜日)

「犯罪とその心理」講師:法政大学文学部教授 越智 啓太


第5回講座の様子

越智先生は、犯罪心理学の第一人者で、警察大学校で専門講師も務めていらっしゃいます。
第一人者の先生から、泥棒が一番嫌がることは?や泥棒の視点から見た我々の防犯状況など、実は聞いてみたいけれども、中々教えてくれる機会が無い貴重なお話を、非常にわかりやすい画面と語り口で、最後は次々と質問が飛び交うなど、「学び」の大切さを改めて感じる講義でした。

第6回講座 令和6年8月24日(土曜日)

「下志津原開拓の歴史 陸軍の演習場から千葉県最大の開拓地へ」講師:東京学芸大学非常勤講師 楳澤 和夫


第6回講座の様子

楳澤先生は本市市史編さん委員でもご活躍されています。先生がご説明された内容、資料、スライドは、受講生の皆様が普段見たことがある光景が、同じ場所の戦争前期から戦後間もない頃の写真が見られるなど、非常に興味深いものばかり。学校で学ぶ歴史とは違い、我がまちの歴史を学ぶ新鮮さを感じられた講座でした。
なお、この回は、公開講座として、個別に一般応募(定員20名)された方も受講しています。

第7回講座 令和6年9月18日(水曜日)

「地球温暖化と私たちの暮らし」講師:国立研究開発法人国立環境研究所 中島 英彰


第7回講座

中島先生は、地球温暖化をはじめとした様々な環境に関する問題等について、全国各地でご講演されている研究者で、その内容は科学色が強く、非常に専門的であると思われた講義前の予想に反して、地球が温暖化していると世界中で認知されはじめた時期は約30年前に過ぎない、など素人の我々から見てもちょっと驚くような内容を折り交ぜ、地球温暖化のメカニズムと地球温暖化を防ぐ対策について具体的なデータをもとに分かりやすく説明していただきました。

第8回講座 令和6年10月2日(水曜日)

「見て触れて!下志津原の開拓」講師:鹿放ケ丘ふれあいセンター三石 彰


第8回講座の様子

三石先生のご両親は、戦後、本市の鹿放ケ丘地区を中心に開拓した開拓団の一員です。こうした先生の体験談を交え、戦後、大変な苦労を重ね、本市を開拓発展させていった開拓団の様子を、わかりやすく画面や動画でご説明されたほか、実際に現場や当時の写真や道具等の見学も行い、開拓団の生の歴史に触れる機会を創っていただいた貴重な講義内容でした。

第9回講座 令和6年10月16日(水曜日)

「四街道って、こんなに自然、歴史が豊かなところ」講師:四街道市自然同好会 小沢 武


第9回講座の様子

四街道市自然同好会は、「未来にわたり、自然の恵みを享受するとともに、自然に親しみ、自然を守ること」を目的に、1988年4月に設立した歴史のある会で、定期的な自然観察会活動、自然に触れる子どもたちを支援する活動など、毎年度非常に精力的な活動を続けていらっしゃいます。そんな会の小沢先生が語る講義には、四街道という郷土を愛する思いが強く伝わり、とても講義の時間内では収まりきれない盛りだくさんのお話でした。

第10回講座 令和6年11月6日(水曜日)

「アフガニスタン人などの現状とその交流活動」講師:四街道市国際交流協会会長 小島 英俊


第10回講座の様子

本市は、アフガニスタン人の居住人口全国上位の自治体です。ご近所さんにアフガニスタンの方がいらっしゃる受講生の方もいらっしゃいます。そのアフガニスタンの方々と、どう関わっていけばスムーズな交流ができるのかなど、増加する在留外国人の現状などデータのご紹介を織り交ぜながら、四街道市に集住するアフガニスタン人の事情等について、ご紹介いただき、非常に興味深い講義となりました。

第11回講座 令和6年11月20日(水曜日)

「近代医学と佐倉順天堂」講師:佐倉市史編纂委員長 内田 儀久


第11講座の様子

本市のお隣の佐倉市は、江戸の東方を守る要として江戸時代初期に本格的に築城された佐倉城の城下町として栄えた歴史のある町である一方、大阪の「適塾(緒方洪庵)」と双璧をなし、日本の近代医学を作り上げた「佐倉順天堂」が存在し、かつては近世日本医学の中心であった一面もありました。そんな内容の貴重な講義を、佐倉市の市史編纂委員長でご活躍されている内田先生から賜りました。

第12回講座 令和6年12月4日(水曜日)

「ジェンダー平等の実現に向けて」講師:千葉県弁護士会人権擁護委員会委員長 宮腰 直子


第12回講座の様子

この回は、公開講座として、個別に一般応募(定員20名)された方も受講しています。
宮腰先生は、自由を守る運動をはじめ、ジェンダーなど様々な人権に関する問題、憲法問題、原発問題等、様々なシーンで精力的に活動されていらっしゃる権威ある先生ですが、ジェンダー問題の歴史から日本の現状、四街道市のジェンダーの現状に至るまで、時折、受講生の皆様とコミュニケーションを交えた非常にわかりやすい内容のご講義をいただきました。

第13回講座 令和6年12月18日(水曜日)

「地域や社会のために~ボランティア活動の実践から~」講師:四街道市社会福祉協議会地域福祉推進室(ボランティアセンター)鈴木 陽子


第13回講座の様子

本市四街道市社会福祉協議会でご活躍されている鈴木先生から、実際の市内の様々なボランティア活動の様子のご紹介を交え、ボランティアとは、社会への貢献や全ての人がいきいきと豊かに暮らすための支え合い、学び合う活動である旨、本市の生涯学習に係る市民大学講座の学びの意義と相通じるものをご説明いただくなど、非常に明るくエネルギッシュなご講義を賜りました。

第14回講座 令和7年1月18日(土曜日)

「大昔から人が住んでいた四街道」講師:四街道市文化・スポーツ課 大村冬樹


第14回講座の様子

この回は、公開講座として、個別に一般応募(定員20名)された方も受講しています。

本市文化・スポーツ課職員大村先生は、公益財団法人千葉県教育振興財団 文化財センターに出向していた当時に千葉県各地で旧石器・縄文・弥生時代の遺跡発掘調査に携わっていました。本講義では、当時の発掘調査のときの実際の動画を織り交ぜながら、どのような方法で発掘調査を行うのかなど、非常に専門的な内容も、視覚的にわかりやすく解説していただきました。

第15回講座 令和7年1月29日(水曜日)

「みんなで耕そう!人・地域~農福連携の実践から~」講師:四街道市産業振興課 黒岩 正和、畑楽農園 河野 さつき、社会福法人よつかいどう福祉会代表 金室 修平、同職員 堀 柊人


第15講座の様子

本講義は、障がいをお持ちの方々などが、農業の分野で、その個性を生かし、活躍できる場をつくる取り組みとして実施している農福連携について本市産業振興課黒岩先生から概要をご説明いただいた後、農福連携を実践している畑楽農園の河野先生及び河野先生と連携して活動を進めている社会福祉法人よつかいどう福祉会の金室代表及び堀様から、障がいを持つ方が活き活きと生薬用の作物を栽培・収穫する様子などを、現場のエピソードを中心に非常に楽しくご講義いただきました。その後の質疑応答はいくら時間があっても足りないほど受講生の方々から様々なご質問が飛び交いました。

第16回講座 令和7年2月5日(水曜日)

「市長が語る四街道市政」講師:四街道市長 鈴木 陽介


第16回講座の様子

最終日の閉講式の前に、鈴木市長より「市長が語る四街道市政」と題し、四街道市の人口の現状とこれからの見通し、これからのまちづくりの方向性、市の認知度向上への取り組み、市長が進めた事業等について、自身の体験も織り交ぜながら、講義を行っていただきました。

閉講式

市長講演終了後、閉講式を行いました。


安部市民大学講座運営委員代表あいさつ


受講生代表修了証書授与


受講生代表あいさつ

受講生の皆さまの声

四街道市民大学講座(一般過程)では、全ての講座及び最終日の閉講式までにおいて、受講生の皆さまからアンケートによりご意見をいただいております。
多数のご好評がありました一方でご意見もいただきましたので、受講生の皆さまからの貴重なアドバイスとして受け止め、次年度に向け改善・反映し、次年度は更に良いものとなり、「学び」から、たくさんの地域のつながりや社会貢献に発展するきっかけの一つとなるよう、運営委員の皆さまを中心に講座の企画運営を進めて参ります。

ご好評の声

・30年以上四街道に住んでいたが、全く四街道を知らなかった。
・四街道に住んでいながら知らなかった事がたくさんあり、それを知る機会になり良かったと思います。
・全て楽しく毎回講座後に子ども、家族、友人に話すと「おもしろいねー、へぇー」ってさらにブラッシュアップできた。防犯は特におもしろかったです。
・郊外学習も勉強になりました。
・色々な知識が得られ、勉強になりました。
・非常に勉強になり、仲間が増えた。
・同好会の存在は受講するまで知らなかったが、会を通して、繋がりができたのは幸いな事と思っている。

ご意見の声

・マイクの音が聞き取りづらかった
・説明が早口で聞き取りづらかった
・もう少し絞った内容の方が良かった

令和6年度四街道市民大学講座(一般過程)運営委員の皆さま

令和6年度講座の企画からはじまり、各講座の書類や会場の準備、受講生の皆さまとの交流や見学会の企画運営など、幅広くご活躍いただき、受講生の皆さまの学びの意欲や多くの笑顔とつながりのきっかけづくりに多いに貢献されました。(名簿順及び敬省略)
・島田佳代
・工藤博孝
・調知博(副代表)
・澤田實
・伊藤靖士
・安部磯男(代表)
・丸岡信雄
・原田弘(副代表)
・松浦信雪
・川崎圭三

お問い合わせ

教育委員会 教育部社会教育課

電話:043-424-8927

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