春の訪れを教えてくれる薄ピンクの花びら・・・。
市内には数多くの桜の名所が点在しています。なかでも、吉岡地区の福星寺のしだれ桜は昔から有名です。
境内には二本の大きなしだれ桜の木があり、樹齢約400年、樹高14メートルで、柳のように美しくなった枝一面に、毎年小さくほんのり色づく桜花が咲き誇ります。
そのほか桜の名所として、総合公園や四街道市役所・四街道中央公園前の「桜通り」も人気があります。
福星寺のしだれ桜
桜通りの桜
真夏の四街道市といえば、毎年8月下旬、鹿渡(しかわたし)地区の中央公園で行われる「ふるさとまつり」があります。各地区から出される御輿が昼と夜に練り歩く姿は、文字通り”いなせ”で壮観です。
そして、夜には約三百発もの花火が、夜空を焦がします。夏休みも、間もなく終わろうとしているとき、子どもたちはもちろんのこと、大人たちも暑さを忘れて楽しみます。
また、自然が豊かに残る市内の雑木林には、いろいろな夏虫が多く見られます。
毎年7月中旬から8月初旬にかけて、山梨地区の川辺では、ヘイケボタルの舞が鑑賞されています。
勇壮な太鼓の演舞
みんなで和踊り
昼と夜を練り歩くふるさとまつりの御輿
自然豊かな四街道の秋は野に咲く花をめで、たわわに実った果実や作物を取り入れ、あちらこちらから聞こえてくる祭囃子(ばやし)の音色を楽しみます。
黄金色に輝く田んぼの稲穂に代表されるように、充実した実りの秋を満喫できます。
そして、この取れたての作物を一堂に集めてにぎわいを見せるのは、秋恒例の「産業まつり」です。
中央公園で行われる祭りで、和太鼓演奏をはじめとするアトラクションや取れたて作物の直販会などに、多くの市民が集まります。
秋晴れの一日、市内の旧跡を訪ねるもよし、総合公園の中にある遊歩道をそぞろ歩くのもまたよし、一年で最も過ごしやすい季節を堪能できます。
産業まつりで披露される伝統芸能「亀崎ばやし」
作物の直販会
市民文化祭
四街道の冬の風物詩として欠かせないのが、毎年2月25日に行われる「はだか祭り」。和良比地区にある皇産霊(みむすび)神社の祭礼で、全国的にも有名な祭りです。
裸で泥をぶつけ合うこの祭りは無病息災、五穀豊穣を祈る和良比地区の勇壮な伝統行事となっていて、一歳未満の子の額に泥を塗ると、病気知らずで元気に育つといわれています。
このほかにも内黒田地区にある熊野神社の裸参り(毎年3月)があり、寒風吹きすさぶ中、四街道の男衆は何とも裸が好きとみえます。
また、毎年多くのランナーたちが参加するガス灯ロードレース大会も、冬の四街道には欠かせない行事となっています。
和良比はだか祭り
内黒田裸参り
消防出初め式
ガス灯ロードレース