ヒトパピローマウイルス(子宮頸がん予防)感染症予防接種
更新:2022年4月1日
ヒトパピローマウイルス感染症の定期接種の対応について
厚生労働省から、ヒトパピローマウイルス予防接種(子宮頸がんワクチン)の安全性について特段の懸念が認められないこと、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ることが認められ、個別勧奨が再開されました。
必ず説明書、下記の厚生労働省ホームページ等を読み、ワクチンの効果・リスクについてご理解いただいた上で、接種をお受けください。
ヒトパピローマウイルス感染症とは
ヒトパピローマウイルス(HPV)は、ヒトにとって特殊のウイルスではなく、多くの人が感染し、そしてその一部が子宮頸がん等を発症します。子宮頸がんの約50~70%は、HPV16、18型感染が原因とされています。HPVに感染しても、多くの場合ウイルスは自然検出されなくなりますが、一部が数年~十数年間かけて前がん病態の状態を経て子宮頸がんを発症します。子宮頸がんは国内では年間約1万人が発症し、年間約2700人死亡すると推定されています。ワクチンでHPV感染を防ぐとともに、子宮頸がん検診によって前がん病変を早期発見し早期に治療することで、子宮頸がんの発症減少が期待できます。
対象者
(1)小学6年生~高校1年生相当年齢の女子(標準的な接種時期:中学1年生)
(2)平成9年4月2日~平成18年4月1日生まれの女子で未接種もしくは接種完了していない方
注釈:(2)の対象者について:積極的勧奨の差し控えにより接種機会を逃した方に対して、公平な接種機会の確保する観点から令和4年4月から令和7年3月までの3年間、無料で接種することができるようになりました。
ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン・接種回数について
国内外で子宮頸がん患者から最も多く検出されるHPV16型、18型に対する抗原を含んでいる2価ワクチン(サーバリックス)と尖圭コンジローマや再発性呼吸器乳頭腫症の原因ともなる6型、11型も加えられた4価ワクチン(ガーダシル)があります。それぞれのワクチンの互換性に関する安全性、免疫原性、有効性に関するデータはないことから、接種完了まで、最初に受けたワクチンと同じワクチンを使用します。
サーバリックス | 初回接種から1か月後、初回接種から6か月後の計3回接種 |
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ガーダシル | 初回接種から2か月後、初回接種から6か月後の計3回接種 |
ヒトパピローマウイルス(子宮頸がん予防)ワクチンを接種したい場合
下記リンク先よりワクチン接種の有効性及び安全性等について確認し、医療機関(医師)からも十分に説明を受けて、理解した上で接種してください。
対象者の方には順次予診票を送付しております。早めの接種をご希望の場合には、予診票をお渡しすることができます。母子健康手帳を持参し、健康増進課までお越しいただくか、下記連絡先までお問い合わせください。
ヒトパピローマウイルスワクチン予防接種について(厚生労働省ホームページ)
予防接種を受ける前に
予防接種実施医療機関
- 市内予防接種実施医療機関は下記より確認してください
- 市外の医療機関でも、医師が「千葉県内定期予防接種の相互乗り入れ事業」に参加していれば接種を受けることができるので、下記リンク先より確認してください。
千葉県内定期予防接種相互乗り入れ事業協力医療機関(千葉県医師会ホームページ)
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