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LiD(聞き取り困難症)APD(聴覚情報処理障害)をご存じですか?

更新:2025年11月17日

LiD(聞き取り困難症)、APD(聴覚情報処理障害)とは

「聞こえている」のに、「聞き取れない」「聞き間違いが多い」など、音声をことばとして聞き取るのが困難な症状を指します。

こんな症状はありませんか

  • 雑音の中では話が聞き取れない
  • 聴力検査では問題ないと診断された
  • 複数の人との会話や音は同時に聞き取れない
  • 口頭で言われたことは忘れてしまったり、理解しにくい
  • 早口や小さな声が聞き取りにくい
  • 話が長くなると途中から何を言っているのかわからなくなる
  • テレビや映画は字幕がないとよくわからない

診断方法は確立されていませんが医師の診察やチェックリストなどを参考に可能性が推察されます。

「もしかしてLiD(聞き取り困難症)、APD(聴覚情報処理障害)かも」と思ったら

まずは聴力に問題がないか、耳鼻咽喉科で診てもらうことが推奨されます。

安心して生活するために

現時点ではLiD(聞き取り困難症)、APD(聴覚情報処理障害)は認知度が低く、原因や治療法もまだ研究段階です。
しかし工夫次第で「聞き取りにくさ」を軽減することができます。ひとりで抱えこまず、周りと協力してよりよい環境を築いていきましょう。

LiD(聞き取り困難症)、APD(聴覚情報処理障害)の方への工夫の例

学齢期

聞き取り困難(LiD)/聴覚情報処理障害(APD)マーク画像
聞き取り困難(LiD)/聴覚情報処理障害(APD)マーク

  • 聞き取りやすく、見やすい席に座る。
  • 必要があれば、補聴器等のツールを使う。

周囲の方が協力できること

  • 話しかける前に、名前を呼びかけたり、肩をたたき注意を向ける。
  • 何かをしながら話をしない。
  • 表情豊かに話す。
  • 短い文でゆっくり話し、ジェスチャーを交える。
  • 文字や絵を提示しながら話す。
  • 聞き取れないことを怒らない。

成人期

聞き取り困難(LiD)/聴覚情報処理障害(APD)マーク画像
聞き取り困難(LiD)/聴覚情報処理障害(APD)マーク

  • 雑音の少ない状況で話しかけてもらう。
  • 1対1で、ゆっくり・ハッキリ話してもらう。
  • 大切なことは文字でやりとりする。
  • 言われたことを繰り返し提示し、間違っていないか確認する。
  • 電話が難しい場合、電話対応を業務から外してもらう。
  • メモや音声文字化アプリ、補聴器等自分に合ったツールを使う。
  • 会議などの資料は事前に提供してもらい、予習をしておく。
  • 睡眠をしっかりとり、体調管理に努め、ストレスをためない。

周囲の方が協力できること

  • 聞き取れないことを否定的にとらえない。

詳細

LiD(聞き取り困難症)、APD(聴覚情報処理障害)に関する詳細は各種ホームページをご覧ください。
・LiD/APDマーク公式サイト
・AMED研究プロジェクト公式サイト
・LiD/APD診断と支援の手引き(2024第1版)AMED(国立研究開発法人日本医療研究開発機構)

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お問い合わせ

福祉サービス部障がい者支援課
電話:043-421-6122

この担当課にメールを送る

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