平成25年度 発掘体験&縄文貝輪作り教室
更新:2024年4月1日
子ども八木原貝塚探検!
発掘体験教室
明治大学考古学専攻生たちと一緒に発掘
夏休みも終わりに近づいた平成23年8月21日、22日、23日の3日間にわたって、明治大学文学部・阿部芳郎教授を講師とする「発掘体験」が、市内小学生を対象に千代田近隣公園内の「八木原貝塚(千代田遺跡)」にて行われました。開催中の3日間述べ15名の小学生が参加しました。
子ども達は、最初慣れずにシャベルで掘っていましたが、縄文式土器が見つかるとビックリ!ハケを使い慎重に進め、夢中になってさらに掘り進めました。そして、次から次と出土してきた土器を水洗いして、阿部教授に見てもらうと即座に時代・型式等を分析してくれます。すると子ども達は驚いて、一層ヤル気を出して発掘に取り掛り、はるか太古の歴史ロマンに触れる体験をすることができました。
阿部教授による貝塚と発掘現場の講義
夢中に土器を掘る小学生たち(1)
夢中に土器を掘る小学生たち(2)
夢中に土器を掘る小学生たち(3)
夢中に土器を掘る小学生たち(4)
数々の縄文時代後期の土器が出土!
縄文貝輪作り教室
阿部教授の講義と子ども達
- ひらめき☆ときめきサイエンス ~ようこそ大学の研究室へ~
夏休みも終わりに近づいた中、昨年度に引き続き今年度も阿部芳郎教授による「貝輪作り教室」が開催されました(日本学術振興協会プログラム)。
貝輪は、ベンケイガイ(太平洋沿岸原産)という硬い貝を裏中央から砂岩(銚子原産)の石器で叩いて割り始め、外側をうまく残して腕輪にした縄文時代女性のアクセサリーです。日本国内で多量の貝輪を装着した状態の縄文時代人骨が出土しています。
参加した小学生・関係者12名の皆さんは、阿部教授と明治大学考古学専攻生の教示を受けながら、コンコンと貝を石器で少しずつ叩いていきます。ちょっと気を抜くとすぐに割れてしまうため、失敗した貝が山lになっていきました(縄文時代の遺跡からも、失敗作が出土することがあります)。
その後、予定時間があっという間に過ぎてしまい、見事完成した貝輪を腕に通したり、「家でもやりたい!」と貝や石を持ち帰る子もいました。最後に阿部教授から修了証書を授与され、皆大喜びでした。
またよろしくお願いします。(8月24日・南小学校多目的室より)
貝輪作りに皆さん真剣そのもの
みんなでわいわい「おやつタイム!」
もう少しで貝輪が完成!
明治大学文学部より修了証書の授与式
お問い合わせ
教育委員会教育部文化・スポーツ課文化振興係まで
電話:043-424-8934
FAX:043-424-8923
