更新日:2024年8月9日
~介護する人も介護される人も、健やかに暮らしていくために~
高齢者が、家族や親族または介護従事者から暴力を受けるなどの「高齢者虐待」は、誰もが直面する可能性のある大きな社会問題です。
「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律」では、高齢者虐待を「65歳以上の高齢者に対して、家族などの養護者及び養介護施設従事者等によって行われる行為」とし、下記の5つに分類しています。
高齢者虐待の種類
種類 |
内容 |
身体的虐待 |
- たたく・つねる・殴る・蹴る・やけどを負わせる・無理やり食事を口に入れる・物を壊したり投げつけるなど
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心理的虐待 |
- 怒鳴る・ののしる・悪口を言う・無視する・子ども扱いする・恥をかかせるなど
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性的虐待 |
- 下半身を裸にして放置する・人前で排泄させたり、おむつ交換をするなど
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経済的虐待 |
- 年金や預貯金を本人の意思や利益に反して使用する
- 本人に無断で自宅を売却する
- 生活に必要なお金を渡さない
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介護・世話の放棄・放任 |
- 入浴させず異臭がする
- 水分や食事を十分に与えず、栄養管理を怠る
- おむつやゴミを放置するなど、劣悪な住環境の中で生活させる
- 必要な医療や介護サービスを利用させない
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高齢者虐待の要因
要因 |
内容 |
高齢者側の要因 |
- 身体状況の低下により、介護量が増す
- 認知症や精神疾患により問題行動がある
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養護者側の要因 |
- 介護の仕方や認知症への対応が分からない
- 介護負担・介護疲れがある
- 介護に対するこだわりがある
- アルコール依存や精神疾患がある
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家庭環境・社会的要因 |
- 過去から家族関係が悪い
- 経済的な不安がある
- 家庭内で介護者が孤立している
- 近隣との交流が少なく、相談相手がいない
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- 介護者や高齢者の状況をしっかりお聴きします
- 病気や介護方法についてお伝えします
- 介護サービスなどの利用方法をお伝えしたり、利用できるようにお手伝いします
- 介護サービスの見直しや関係機関との調整をお手伝いします
- 介護者が孤立しないよう、家族会などを紹介します
- 介護や世話をすることで、心身ともに疲れ、追いつめられる人は少なくありません。適切な介護の仕方や認知症への対応がわからず、つい手をあげてしまったり、虐待という自覚がなかったり、自覚できても歯止めがきかなかったりする場合があります。
- 高齢者本人が家族などをかばったりすることから、第三者に助けを求めることができず、虐待が深刻化し、人間関係が悪化していくことがあります。
- 虐待は、時には生命にも関わり、重大な犯罪になることがあります。
- 虐待をしない、させないためには、早期発見・早期対応が重要となります。日頃の生活・地域の中で、「虐待かも?」と思われることがあれば、ご連絡ください。また、介護をされている人も、悩みを抱え込まずご相談ください。
「通報者」と特定される情報が漏れることはありません
市民の皆さんも、虐待の防止・早期発見のために、自分たちの地域で気になることがありましたらご連絡ください。どなたから連絡があったかということが漏れることはありません。
開所時間:午前8時30分から午後5時15分(日曜、祝日を除く)
担当地区:四街道北中学校区、四街道西中学校区
電話:043-420-6070
四街道市地域包括支援センター(外部リンク)
開所時間:午前9時から午後5時15分(日曜、祝日、第4月曜を除く)
担当地区:四街道中学校区、旭中学校区
電話:043-497-5165
四街道市千代田地域包括支援センター(外部リンク)