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平成24年度 縄文貝輪作り体験学習講座

更新日:2024年4月1日

縄文(じょうもん)アクセサリー「貝輪(かいわ)」を作(つく)ろう!

平成24年8月26日・南小学校工作室(みなみしょうがっこうこうさくしつ)より

自作の貝輪をつけて、みんなで集合写真
自分で作った貝輪をつけて、みんなで集合!

夏休(なつやす)みも終(おわ)わりに近(ちか)づいた中(なか)、明治大学文学部(めいじだいがくぶんがくぶ)・阿部(あべ)芳郎(よしろう)教授(きょうじゅ)を講師(こうし)に迎(むか)え、「縄文貝輪(じょうもんかいわ)作り体験学習講座(たいけんがくしゅうこうざ)」が開催(かいさい)されました。

縄文時代(じょうもんじだい)の女性(じょせい)アクセサリー「貝輪(かいわ)」は、四街道市の指定史跡「八木原貝塚」(やぎはらかいづか)を始(はじ)め、日本全国(にほんぜんこく)で発掘(はっくつ)されています。

講座当日の様子(こうざとうじつのようす)

裏側から石で叩いて打ちわる写真
最初に裏側から石で叩いて打ちわる

貝がらに穴が開いたら表側にする写真
貝がらに穴が開いたら表側にする

少しずつていねいに叩いて穴を広げていく写真
ていねいに叩いて穴を広げる

阿部先生のレクチャー1の写真
阿部先生のレクチャーの様子1

裏側から石をあて叩く!両極敲打技法!!の写真
裏側から石をあてる両極敲打技法!!

阿部先生のレクチャー2の写真
阿部先生のレクチャーの様子2

貝輪(かいわ)の作(つく)り方(かた)

貝輪・漆塗耳飾り・ししゅう服・ネックレス・漆塗櫛などを身につけていましたの写真
貝輪・うるし塗耳飾り・ししゅう服・ネックレス・うるし塗櫛・かんざしなどの飾り!

”だった縄文人(じょうもんじん)!!

縄文時代(じょうもんじだい)早期(そうき)初頭(しょとう)(約(やく)9000年前(ねんまえ))から作(つく)られるようになった「貝輪(かいわ)」は、数多(かずおお)くある女性用(じょせいよう)アクセサリーの中(なか)の一つで、貝(かい)がらを加工(かこう)して作(つく)ったブレスレットです。

  • 用意(ようい)するもの
  1. ベンケイ貝(がい)などの大きい二枚貝(にまいがい)の貝がら
  2. 砂岩(さがん)(または普通(ふつう)の石(いし))
  3. 水(みず)(研磨(けんま)用(よう))
  • 作り方(つくりかた)
  1. 大(おお)きい貝(かい)を用意(ようい)してきれいに洗(あら)います
  2. 貝(かい)を裏側(うらがわ)にして手に持(も)ち、石で叩(たた)いて穴(あな)をあけます
  3. 貝を表側にして裏側から石をあて、表(おもて)から穴のはしを石で叩いて穴を広(ひろ)げていきます(両極敲打技法(りょうきょくこうだぎほう))
  4. ちょうどよい穴ができたら、石に水をつけて穴のはしをこすります
  5. 穴がなめらかになったら出来上(できあ)がり!

四街道市内出土(よつかいどうしないしゅつど)の貝輪(かいわ)

ベンケイ貝(写真左)とカキ(写真右)から作られた貝輪の写真
ベンケイ貝(写真左)とカキ(写真右)から作られた貝輪

  • ベンケイ貝製貝輪(がいせいかいわ)(写真左)

昭和(しょうわ)52年(1977年)2月に行われた千代田団地建設用地内(ちよだだんちけんせつようちない)における遺跡確認調査(いせきかくにんちょうさ)により、八木原貝塚調査対象(やぎはらかいづかちょうさたいしょう)4地点(ちてん)のうちD地点グリッドから出土(しゅつど)したものです(八木原貝塚調査報告書(やぎはらかいづかちょうさほうこくしょ)1978 四街道遺跡調査会(よつかいうどういせきちょうさかい)より)。

  • カキ製貝輪(せいかいわ)(写真右)

昭和55年(1980年)から3年間にわたり行われた和良比土地区画整理事業(わらびとちくかくせいりじぎょう)に伴う遺跡確認調査において、和良比遺跡第(わらびいせきだい)1号住居址(ごうじゅうきょあと)から出土したものです(むかしの和良比1984より)。

脚注1:写真(しゃしん)の貝輪(かいわ)は一部欠損(いちぶけっそん)しており、本来(ほんらい)はリング状(じょう)になっています。

お問い合わせ

教育委員会教育部
文化・スポーツ課文化振興係まで
電話:043-424-8934
ファックス:043-424-8923