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四街道の歴史 よもやま話12

更新日:2024年4月1日

縄文時代の千代田

市内には、かつて縄文時代の人々が生活していた場所がたくさんあります。そのうち一つが、現在の千代田団地周辺です。ここには、千代田遺跡という縄文時代中期から晩期にかけての集落遺跡があり、出土遺物からは当時の人々暮らしがみてとれます。

千代田遺跡調査時の画像
千代田遺跡調査時の風景

例えば、縄文土器は木の実や魚介類を採取し、煮炊きをするために使用していました。このほか、土製の耳飾りなどのアクセサリーも出土しています。また、土偶も出土していますが、その多くが体の一部分のみの破片状態で発見されています。このことは、土偶自体を壊すことに意味があったことが推測され、何らかの祭祀に使われたものとみられます。

千代田遺跡調査時の画像その2
千代田遺跡調査時の風景

これらのことから、縄文時代の人々は単に生活していただけでなく、日用品を製作したり、道具を使った祭祀をしていたことをうかがい知ることができます。

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