眠れていますか~こころの健康と睡眠~
更新:2022年4月11日
コロナ禍での生活が長く続き、活動が制限され不安やストレスが高まる中、睡眠の質が低下している人が増えているのではないでしょうか。
睡眠は疲労の回復、免疫力の向上など心身の健康にとって欠かせない大切なものです。睡眠時間が足りないと、イライラしやすくなり、集中力が低下します。1日6時間未満の睡眠を14日続けると、48時間徹夜したのと同程度まで認知機能が低下するという研究もあります。
必要な睡眠時間には個人差があり、年齢が高くなるにつれ睡眠が浅く、睡眠時間が少なくなる傾向があります。熟睡感があり、日中眠気に悩まされることがなければ、睡眠は足りていると考えて大丈夫でしょう。
うつ病の9割に不眠症状が見られたという統計があります。不眠が2週間以上続くようであれば、専門の医療機関やかかりつけ医に相談しましょう。
快適な睡眠をとるために
(1)朝は毎日同じ時間に起床する
休日も同じ時間に起きてリズムを崩さないことが大切です。朝、太陽の光を浴びると体内時計がリセットされます。
(2)日中は体を動かす
ウォーキング、散歩、室内でのストレッチなどで体を動かしましょう。眠気が強い日も、昼寝は起床時間から8時間以内、20分程度にとどめましょう。
(3)就寝前はリラックス
夕食は寝る3時間前にはすませ、お風呂はぬるめのお湯(40度以下)で。眠る1時間前にはスマホやパソコンはやめ、読書や音楽でリラックスしましょう。
※感染への不安や、将来への不安が強い時は、一人で悩まず身近な人や公共機関等にご相談ください。