大切な命
更新:2018年11月12日
命を失うくらいなら・・・No!(イヤと言おう)、Go!(逃げなさい)、Tell(打ち明けよう)
2017年に自殺した人は21,321人で年々減少傾向にあります。しかし15~19歳、20~30歳代の死因一位は自殺で、この年代の自殺者数の減少は大きくありません。
1日にすると毎日58人以上の人が自らの命を絶っていることになります。
自死の報に接して「まさかあの人が・・・」という声を聞きます。その「まさか」が、今の日本では毎日58回も継続して繰り返されているのです。
平成23年12月に開催した「こころを元気にする講演会」において、講師の落合恵子さんは、自ら命を絶つ人を思いとどまらせる言葉は思いつかないけれど…と前置きして、児童虐待に対する子どもへのメッセージと同じことばを伝えたいとおっしゃっていました。
それが、『No!(イヤと言おう)、Go!(逃げなさい)、Tell(打ち明けよう)』です。
No!(イヤと言う)
命を失うくらいなら、イヤと言ってみてください。
Go!(逃げる)
命を失うくらいなら、逃げてほしい。
Tell!(打ち明けよう)
そして、誰かに打ち明けてください。分かってもらえなかったとしても、一緒に考えてくれる人が見つかるまで、あきらめないでください。
いつもと様子が違う
例年、3月、9月は自殺の多い月です。ちょうどいろいろな区切りがある季節、忙しい中でも、まわりの人が『いつもの○○さんの様子と違う…』と気づいてあげたいものです。気になったら「よく眠れてる?」「余計なことかもしれないけれど…」等、勇気を出して優しく声をかけてみてください。
な | 泣き言をいう |
---|---|
や | やめたいと言い出す(遅刻・欠勤) |
み | ミス、事故をおこす |
の | 能率の低下⇒長時間勤務 |
た | 食べたくない |
ね | 眠れない |
だ | だるい |
- まわりの人が気づいてあげられるサインです。いつもの様子と違ったら、やさしく声をかけてみてください。
